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INTRODUCTION

本作は、“THE BUTTERFLY EFFECT CHRONICLE”のアナザーストーリィ朗読劇として誕生した「幸福の王子 The Happy Prince」を、大幅に改定し新たな物語として作り上げた作品「Blood Heaven」三部作の最終章。
第一部「LABYRINTH ラビリンス」は、第二部「Blood Heaven~第七天国」の登場人物のひとり、国語教師・マコーレイの過去を描き、2012年6月に上演。
第二部「Blood Heaven~第七天国」(初演:2011年6月、再演:2013年4月)は、モルグの町にそびえる全寮制ギムナジウム(高等中学校)の生徒・サビルとグレイを中心として描かれるゴシックミステリーです。
第三部の本作は第二部の続編にあたり、キャラクター達のその後が描かれると共に、新キャラクターとの新たなストーリーが展開されます。

そして 今作もBe Withプロデュース作品定番、“Another setting&Another ending”で上演。
1本の舞台がAnother setting(違う設定)により、Another ending(違う結末)に展開していく。
同じ物語も結末が違うことによって、それまでの心情、出来事の意味合いが大きく変化いたします。


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STORY

魔女伝説が息づく町・モルグ。
ブラムは、嵐の夜、モレラの森に入り自ら命を絶とうとするが、
偶然出会ったソウルに助けられる。ソウルの館に招かれたブラムは、彼の薦めでそこにとどまり暮らし始めた。
ある日、湖に写生に出かけたブラムは、謎多き青年・マコーレイに出会う。
マコーレイはブラムの面差しに、一族に引き入れようとしたが覚醒しないまま永い眠りについたシュヴァルツを見るのだった。
一方、「同族殺し」と言う禁忌を犯し、追われる身となったサビルとグレイは、ヴァンパイアが町に横行している
裏に何かあると感じていた。
そしてソウルは、待ち望んでいた希望を手にしようとする。
それぞれの思い、それぞれの運命は月が満ちた最期の夜に彼らを待っているのだった………。


“THE BUTTERFLY EFFECT”とは?

2008年11月、2週間ロングラン初公演した「バタフライ・エフェクト―THE BUTTERFLY EFFECT―」。
皆様のご声援にお応えして、2009年4月《ENCORE LIVE》として再演。そして2010年秋、再々演。悪霊ハンターの兄弟を中心に描かれる、切なく激しいダークロマンの物語は唯一無二、独特の世界観を構築し、ご好評いただきました。
そして、その共通するキーワードやキャラクターが連動して広がっていき、舞台である「モルグの町」の住人の過去や未来を綴る物語が「CHRONICLE(年代記)」として現在シリーズ化しています。

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